ヒトヤ堂のレンタサイクル〜レトロ建築とアートをめぐる旅編・前編〜
ヒトヤ堂のスタッフ3人が、
レンタサイクルの自転車に乗って
静岡市のおすすめスポットをレポートしている、この企画。
業務の一環として社長から「自転車デー」をいただき、
1日メモを片手にめぐっているのですが…。
今回は完全にブログ担当の休日!
しかし気づくと「これはなかなか良い自転車コースなのでは…?」
と思い記事にまとめました!
実は、前にもほぼ同じコースを記事にしたのですが
今回はさらにパワーアップ。それでは、いきます。
自主開催、レトロ建築とアートをめぐる旅スタート!
朝はゆっくり起きたため、いきなりお昼ご飯。
向かったのは静岡駅南口。
①おにぎりのまるしま (所要時間30分〜1時間)
看板は「まるしまのおにぎり」ですが、
観光ガイドなどには「おにぎりのまるしま」と表記されています。
昭和38年(1963年)創業の、静岡おでんとおにぎりなどが楽しめる老舗です。
この日は、おかかと鮭のおにぎり(各100円)、味噌汁(80円)、昆布と卵のおでん(各60円)
を選びました。
ワンコイン以下でお腹いっぱいになれるので、朝ごはんにもぴったり。
おでんは、おでん鍋の中から好きな具材を自分で取る
昔ながらの駄菓子屋さんスタイル。
ついつい取りすぎてしまいそうですが、1本60円なので食べすぎても安心のお値段。
店内は、おばあちゃん家のような雰囲気で
穏やかな気持ちになります。いい1日は朝食から始まる…と思ったけれど、
軽めのお昼ごはんなのでした…。
お腹がふくれたところで、次の目的地へ向かいます。
↓自転車で20分ほど
②登呂遺跡公園 (所要時間1時間)
歴史の授業で誰もが耳にしたことがある、登呂遺跡!
日本で初めて弥生時代の水田跡の遺構が確認されたことで知られています。
ヒトヤ堂から約4キロなので、自転車だと20分ほどで到着。
登呂公園内には復元された水田や、収穫された稲を保管した「高床倉庫」などが並び、
約2000年前の田園風景を感じることができます。
今は冬で水田が寂しい雰囲気ですが、
初夏にかけて青々とした水田が広がります。
また同じ公園内には、「登呂博物館」があり
登呂遺跡の貴重な出土品や資料を見ることができます。
この施設には屋上テラスがあり、登呂遺跡と富士山を一望することも!
地上からだと周辺の建物に隠れ、富士山の全体を見ることができないため
展望テラスから見るのがオススメ。
公園内は広々していて、ファミリーの方やカップルの方で賑わっていました。
次のスポットは、同じ公園内にあります。
③芹沢銈介美術館 (所要時間1時間〜)
静岡市に生まれた芹沢銈介は、
「型絵染」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された
日本を代表する染色家です。
染色の他にも民芸品のコレクターとしても知られ
年に三回展示替えがあり、その度にテーマ別のコレクションを見ることができます。
ちなみに、この時は「芹沢銈介が愛した椅子と木箱」という企画でした。
年に3回展示替えが行われているので、
何度でも訪れたい美術館。ブログ担当は、展示が変わるたびに行っています。
美術館は建築家白井晟一が設計しており、登呂遺跡に溶け込むように
石、木、水といった天然素材を使っています。
また附属施設として、芹沢の住居と工房があった東京・蒲田から移築した
「芹沢銈介の家」があり、美術館開館日の日曜日、祝日に公開もされています。
いやあ…本当に…素晴らしかった…。
もともとは宮城県にあった板倉を、東京蒲田に移築し、応接間や創作の場として使ったそうです。
室内には芹沢銈介が集めた家具、木工品など世界中の工芸品が溢れていたそうです。
当時の雰囲気を再現するため
今回の展示に合わせて、椅子と木箱を中心に工芸品の展示も行われていました。
そして、今回は特別公開!普段は拝見することができない
家の二階部分を見ることができました。
(事前予約制のイベントで、普段は見ることができません。)
二階は和室になっています。
窓で切り取られたお庭が美しいのですが、
当時は今より木々が生い茂り、まるで林のようになっていたそうです。
芹沢銈介は、その庭にコレクションの壺を置いたり
椅子を並べて座っていたのだとか…。
こんな家に住みたい…と、誰もが思う豊かな生活が想像できます。
芹沢銈介の家は、美術館開館日の日曜・祝日に公開しています。
曜日の合う方は、ぜひ美術館と合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
後半では海を一望する洋館と、全国からサウナーが集まるサウナの聖地”しきじ”へ!
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【今回ご紹介したスポット】