静岡市とことんローカル旅(4)久能山東照宮
“とことんローカル旅”
と題しているのですが、今回ご紹介する久能山東照宮、
ちっともローカルではありません。
むしろ、静岡駅から1時間圏内の観光スポットの中では
一番の目玉観光地かもしれません。
…なのですが、生まれも育ちも東京の私、
恥ずかしながら、静岡に来てから初めてその存在を知りました。
ゲストハウスに宿泊された海外の方が皆、久能山に行くというので
何をそんなにみんな登山するのだろう…。と思ってたほど。
というわけで、今回は久能山東照宮をご紹介いたします!
東照宮、というと日光東照宮を思い浮かべる方が多いと思います。
ですが久能山東照宮の歴史はさらに深く、
あの徳川家康が葬られている場所であります。
久能山東照宮のパンフレットによると、
「家康公は病の重態なるを知り
・遺体は駿河の久能山に葬ること
・葬礼は江戸の増上寺に於いて行うこと
・一周忌を過ぎて後、下野の日光山に小堂を建てて関八洲の鎮守となるべきこと
などを遺命しました。」とあります。
つまり、この地に徳川家康の遺体があるということ…!
精密に作られた獄彩色の彫刻の数々は、日光東照宮と通じるものがあります…。
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そして特筆すべきはこの久能山東照宮、
標高270メートルの場所にあるということです。
今でこそ、日本平と久能山を結ぶロープーウェイがあるので
誰でも気軽に行くことができるのですが、
より当時に思いをはせるなら駿河湾を見下ろしながら行く
「1159」段の石段ルートがオススメです。
…ちなみに私は真夏に行ったため、即ロープーウェイに乗りましたが…。
この石段を登ってお参りをしていた当時の人々も凄いですが、
そもそもこの厳しい土地に、このような豪華絢爛な建物を作り出せることが
すごすぎます…。
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家康公のお墓や、久能山東照宮博物館など
歴史好きにはたまらないスポットのほか、
駿河湾を一望できるビュースポットなどもある久能山東照宮。
日光東照宮しか知らなかった…という方、一度足を運んでみてはいかがですか?