大道芸ワールドカップ in 静岡 〜初心者なりに駆け回りました、その1〜
静岡県外のみなさまは
「大道芸ワールドカップ in 静岡」という、静岡を代表する一大イベントをご存知でしょうか?
ワールドカップという名の通り、世界中から集ったアーティスト達が
パフォーミングアートの世界一を決める祭典で、
毎年11月3日の文化の日付近の週末にかけて開催されています。
今年はこのイベントが始まって27年目、
11月の1日〜4日までの4日間開催されました。
で、大道芸の期間はどのような感じになるの?と聞くと、
「見たことないくらいの人たちが集まって歩けなくなる。」
「街の至る所にピエロが現れる。」
と、普段は静かでのんびりとした雰囲気の静岡駅周辺からは
想像のできない返答の数々。全く想像のつかないまま当日を迎えました。
今回は、そんな「大道芸ビギナー」の私の
初めての「大道芸ワールドカップ in 静岡」レポです。
☕︎
大道芸ワールドカップは、JR静岡駅をはじめ、静岡市の中心地街。
駿府城公園や静岡市民文化会館などの駅から徒歩圏内のエリア。
さらには、サテライト会場としてお隣駿河区や清水区など、
かなりの広範囲で開催されています。
そのため街全体が一つの会場のようで、歩いているだけで次々とアーティストたちに出会えます。
(街を歩いていると突然、絵画から飛び出したような女の子が…!)
出場するアーティストは部門に分かれており、
●「ワールドカップ部門」…世界中から集められた14組のコンペティション。審査により、ワールドカップチャンピオンを決定する。
●「オン部門」…国内外を問わず、実行委員会によって選ばれたアーティスト。
●「フリンジ部門」…元は新しいアーティストの登竜門的存在でオフ部門と呼ばれていたが、従来の枠に収まらない、新しいジャンル、幅広いパフォーマンスを披露するために設立された。
の三つに分かれています。
基本は街中でパフォーマンスを見ることができ、お気持ちを投げ銭するシステムなのですが、
大道芸ワールドカップにはプレミアムステージ(有料)もあり、
1ステージで複数のアーティストを観ることもできます。
まずは街中を散策…。
いきなり遭遇、リアルすぎるカバ!その大きさ、動きが本物と見間違えるほど…。
普段は薬局やブティックが立ち並ぶ商店街に、カバ。その違和感が楽しい!
先ほども登場した、まるで絵画のような彼女。
写真を撮ると平面のように見えるのがすごい!投げ銭をすると、
コミカルな動きとともに、一緒に記念撮影してくれます。
そばにいた赤ちゃんが大泣きしていて、困ったような動きをしているのも可愛らしかった…。
こんなところに銅像があったっけ…?と思いきや、動きはじめた!
カメラを向けるとピースをくれました。
緑のサラリーマン銅像、ミドリーマン…。右肩の鳩のフンが物悲しい…。
大道芸期間中、特に週末は大賑わいで
歩くのもやっとという状況なのですが、なぜか空いているエリアがありました。
よく見ると何かいる…?恐る恐る、近づいてみます。
これは…河童!?それも、かなりグロテスクな…。
実は、喫茶店の常連親子に「河童がかなり怖くて、子供が大泣きした」という
前情報をもらっていたのですが、その想像を超える不気味さ。
しかし、やっていることは
舌を出してペロペロする、頭のお皿から水を出す、腹踊りを披露する、お尻をかく…。
とユーモラスたっぷり、悪い奴ではなさそう…。
しかし、大人が見ても恐怖なこの河童、子供が見たらさぞかし怖いでしょう。
笑いのたえない会場で、ここだけは子供の泣き声が響き渡っておりました。
大道芸ワールドカップの中でも、かなり異色なキャラクターであることに間違いなさそうです。
少し街をぶらぶら歩いただけで、楽しい出会いの連続!
偶然の出会いも楽しいですが、スケジュール片手にお目当てのアーティスト巡りも良いものです。
その様子はまた次回に。